スキンケア

2010年4月30日金曜日

白馬大雪渓。

カレンダーなら平日。
有給休暇の殿様待遇で行って来ました。

久しぶりの一人山行で前夜は殆ど寝れず仕舞い。
向かった先は我等がBA-HAKU。
猿倉OPENで挨拶してきた。
目指すは白馬の象徴・代掻き馬。
順調なハイクで白馬尻までルンルン。


白馬主稜に登山者の影。
2号雪渓出合からはガスが立ち込め。
左右の真新しいデブリ痕で不気味な雰囲気。
前日までの足跡はリセット。
前を行く3人の登山者だけが敵?
後ろには数十人が見える。

左右の斜面を見ながら慎重に脚を進める。
岩室に到着した際、前列の3人は帰ってしまった。
ホワイトアウトであった。
天狗菱も何もかも見えない。
そしてトレースも失った。
GPSだけが頼り。

強い気持ちで山頂へ向かう。
が!
ここで降雪は30cm弱。

後ろの皆は岩室で板を履いていた。
当然である。
コレより上はアイシーの世界。厳冬期並みである。

アイゼンにて30cm下のカチカチ君を蹴り飛ばし進む。
沢伝いは雪崩の危険がある為、稜線へ。
稜線は爆風と横殴りの雪。
視界は10m位か?

何度と無く足を止め考える。
撤退の二文字。
時間は十分にあった。
行けばわかるさ!そう思った。

かなりの遠道でやっと白馬山荘。
ココまで来れば・・・・。


ピッケルさえ欲しいほど。
引っ張っている板は凧のように宙を舞っていた。

そうして漸くSTART地点のはずのGOALが見えた。

全然行かなくて良いのに・・・。
勿論、エントリーPOINTなど判らず。
立っているのがやっとで歩いて山荘へ・・・。

待てど暮らせど風は容赦なく。
涙の大雪渓。
岩室より下は視界も出て来てPOWDER底ツキ無し。


数名の方は未だ登っていた。
そんなの知らない。

雄叫び上げてアムロ行きます状態。

こんな日ばっかり!最近。
調子に乗ってアグレッシブなんて言わな良かった。

4時間のつもりが・・・。
足が前出ませんでした。
修行が足りません。

唯一、負けずに登頂出来て幸せ。

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