梅雨だけで夏はありましたか?
そんな今日この頃。
調度、二十年前の九月一日の昔話。
高一の夏休みの出来事。
茶髪の少年達は部活を終え海に向かいました。
好きな女の子のイニシャルをビニールテープで背中に貼って日焼けする作戦でした。
ただ日焼けするのは嫌で、無人の漁船で航海に出ようとなりました。
浜辺から波打ち際まで根性で引っ張り出しました。
一人が乗り込み!二人、三人が次々と乗り込みあと一人という時でした。
九月の海の波に船はヒックリ反し!船は浜辺に蓋した感じ!
三人が船と浜辺の間に閉じ込められました。
一人放り出された者は必死に三人が居る船をひっくり返そうとしましたが四人でやっとの重量をどうにも出来ません。
そうしている間に三人の内、1番運動神経の良い者が波で出来た少しの間から出てきました。
残るは、あと二人です。
陸に居る二人が一斉に力を入れ船を起こします。波が力を奪い返し、中々思うように活きません。
そうやっている内に三人目が脱出。
脱出したからと言っても、必死に水中で茂垣続けて顔から何やら砂だらけです。直ぐには救助出来ません。
あと一人ですね!
そう猫背君がまだいます。
早くしないと溺死にしてしまいます。
僕等の大声で近くの人も異変に気付き始めて、走ってきます。
沢山の人が浜辺に辿り着くと同じくして三人の力により救助された猫背君は耳や口は砂だらけ大量の海水を飲み船内で暴れていたので背中や肘が血だらけでした。
沢山の人に謝り、背中の文字の質問を受けました。
四人でシバシ放心状態。
夕焼け見ながらうどんを食べました。
背中には意味不明なイニシャルを背負いて・・・。
そんな夏の思い出。
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